予想でどのファクターを重視するかについては、タイム派、血統派、調教派などが、それぞれの優位性を強調して議論する。皆さん、それぞれに持論がおわりだろうが、出発点は実はたまたま偶然に出会ったというケースもある。ただ、資金をどう配分していくかは、良きにつけ悪しきにつけ、自分のパターンから抜け出せない(少なくとも自分はそうだ)。

つまり、予想のフォームだけでなく、“資金のフォーム”は同じほど、いや、もっと重要になる。予想のフォームは、競馬という世界の中だけのことだが、資金のフォームはその人の生き方というか人生観というか世界観にも影響される。


たとえば、1万円を儲けるのに、馬連で1000円ずつ2点に絞って買うのと(トータル2000円)、3連単で100円ずつ20通り買うのとでは、投資額も配当も同じだが、プロセスが異なる。

そういえば、以前に取材を受けて、関西のファンの方が後者のスタイルが多いと聞いたことがあった。もし、それが本当なら、「だから関西人はケチなんだよ」と言われるかもしれない。ただ、投資額のトータルは同じだ。むしろ、柔よく剛を制するというか、1点の投資は少なくして高配当を射止めたい気持ちが強いのだろう。